株式会社ナカノアイシステム

S M L

NAIS PRESS

2015年 社長年頭の挨拶

  • 最新配信:
  • RSS
  • RDF
  • ATOM
2015年 社長年頭の挨拶
執筆者:asa 2015-1-1 0:00

新年あけましておめでとうございます。皆様方には平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

私が社長に就任してから、2015年1月でちょうど五年経過したことになります。この間、「進化する技術 変わらぬ信頼」をモットーに、最新設備の導入や業務効率の改善など、様々な改革を推進してまいりました。無我夢中のうちに五年が過ぎたという感じですが、これからも当社が継続的に成長・発展できるよう、全力を尽くしていく所存です。なお、この5年間、多くの皆様からご支援いただきましたことをこの場を借りてお礼申し上げます。

さて、2010年の社長就任から一つの区切りを迎えたということで、過去五年の年頭の挨拶を見返したところ、毎年のように「昨年は未曽有の災害が」と書いていることに気が付きました。数十年に一度といわれるような大きな災害が近年いくつも発生していますが、そのたびにニュースに釘付けになり、被害が最小限となるよう祈るばかりです。

では昨年はどうだったか?ということですが、残念ながら御嶽山の大噴火や関東甲信地方を襲った大雪など、歴史に残る災害が多く発生しました。そんな数ある災害の中で注目したのは8月に発生した広島市の土砂災害です。皆様も記憶に新しいと思いますが、この災害は8月20日未明の局地的な豪雨によって、安佐南区や安佐北区の住宅地裏山の斜面が同時多発的に崩れ、土石流によって大きな被害がもたらされたものです。

このような土砂災害の復旧作業にあたっては、被害の範囲と流出した土砂のボリュームを把握することが重要ですが、そのために航空写真航空レーザ測量の技術が役立てられています。二次災害の危険がある場所では、上空からの計測で安全を確保し、効率的に広範囲のデータを取得できるからです。そして、ボリュームの算出には平常時の地形データが必要ですが、最新の航空レーザ測量では、樹木に覆われた場所でも植生を含まない精緻な地形データを取得できるようになりました。これにより、正確な差分解析を実現できます。

また、このような土石流の危険をはらんだ渓流が、全国には9万箇所以上も存在しています。一方、土砂災害を防止するための砂防ダム(砂防堰堤)の整備は約22%と遅れているようです。ダムの建設には膨大な費用が掛かることが原因ですが、整備の進まない現状では、航空レーザ測量の成果をフルに活用し、予防対策、地表変動の監視、事前の被害想定などに役立てられるよう、当社でも研究を進めてまいります。

測量はハード面の整備に必要な基盤技術と思われがちですが、このようにソフト面での安全対策にも十分活用可能な技術です。国土強靭化基本計画にも謳われています、強くてしなやかな国土と経済システムの確立に、公共事業に携わる企業として少しでも貢献できればと思い、広島市の災害を注視していました。

災害発生から4か月以上経過した今も、被害にあわれた方は不自由な生活を強いられていると思いますが、一日も早い再建を願っています。そして、我々の持つ計測技術が防災・減災の一助になることを祈念いたしまして、年頭の挨拶とさせていただきます。

 

 

asaさんのブログを読む| コメント (0)| トラックバック (0)| 閲覧 (11739)

トラックバック
この記事のURL:http://www.nais21.co.jp/modules/d3blog0/tb.php/99

お問い合わせ
お問い合わせフォーム
お電話でのお問い合わせ:
025-284-2848 (平日9:00〜17:00)

Loading