震災での統合型GIS活用事例(平成23年3月12日長野県北部地震)


新潟県十日町市

東北地方太平洋沖地震の翌日である平成23年3月12日に長野県北部地震(マグニチュード6.7)が発生しました。当社の統合型GISを導入していただいている新潟県十日町市様では、震度6強を観測し、地滑り、家屋倒壊、雪崩発生などの大きな被害が発生しました。この震災時に、統合型GISがどのように活用されたかをご紹介いたします。

震災情報入力・共有

地震発生後、庁内WebGISで以下のレイヤが作成され、情報入力が開始されました。入力された情報は、一部を除き庁内で共有されました。

  • 災害情報(道路)
  • 災害情報(施設)
  • 災害情報(一般)
  • 避難所
  • 応急危険度判定
  • 家屋被害調査

関連リンク  統合型GIS(WebGIS) 

断水調査支援

庁内各部署で水道管網図を参照できます

松代・松之山地域では、ほぼ全域において断水となりました。十日町市は全国でも有数の豪雪地帯です。地震発生当時も山間部では数メートルの積雪があり、水道施設の被災箇所の確認は困難な状況でした。

そのような状況下で現地調査を支援するために、整備中であった水道施設管理システムの水道管網図データを急きょ庁内WebGISに搭載し、各部署で管路を参照できるようにしました。

関連リンク  ガス水道台帳  ガス水道施設管理システム 

 
家屋被害調査

被災家屋の分布状況を確認できます

ポイントをクリックで、被災状況を確認できます

家屋被害調査は、統合型GIS構築業務で整備した家屋現況図を用いて実施されました。

これにより、被災家屋と家屋課税台帳を容易に結びつけることが可能となり、罹災証明書の発行やその後の被災者支援に役立てることができます。

関連リンク  家屋現況図整備  家屋調査  罹災証明書発行支援 

 
携帯写真登録機能

メールの件名や本文も属性情報として登録されます

災害情報の収集のため、携帯写真登録機能を追加しました。

この機能は、GPS機能付き携帯電話で撮影した現場写真(座標付き画像ファイル)を特定のメールアドレスに送信することで、地図上に位置と属性情報を自動的に登録するものです。

人の手を極力介さず、迅速に写真の整理や情報の共有を行うことができるので、有事の際、非常に有効な機能となります。

関連リンク  GPS携帯電話位置情報システム