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優良建設技術者受賞記念インタビュー

国土交通省北陸地方整備局新潟国道事務所より、朝日温海道路測量その2業務の管理技術者を務めた本社技術調査部 部長 斎藤正彦が、平成26年度優良建設技術者(委託業務)に選定されました。

そこで、受賞を記念して斎藤部長にインタビューを行いました。

-優良建設技術者の受賞おめでとうございます。まずは率直な感想を。

「ただただ、素直に嬉しく思います。」

受賞者近影1

-「朝日温海道路測量その2業務」は、優良委託業務と優良建設技術者のダブル受賞でしたが、自分なりに工夫した点というか、どういった点が評価されたと思いますか?

「優良委託業務での受賞は『チームの評価』だと思っていますので、皆の苦労が報われた気がしています。この現場は、国道7号沿いの蒲萄峠に跨る山地部であり急な斜面や崖、生い茂る木々、携帯通話エリア外など極めて厳しい作業環境を強いられた現場でした。作業を実施する上で最も優先すべきは『安全第一、労災ゼロでの完了』であり、厳しい作業環境の中で『安全に配慮しながら、いかに精度を担保し、効率良く作業を実施するか・・・』が課題となりました。この課題を解消すべく、発注機関が過去に実施していた『航空測量データの利用』を提案し実施しました。現地では立ち入りが困難な危険箇所についても、レーザプロファイラデータを併用し実施したことで、成果品の品質を向上させ、作業の効率化を図った。且つ、現地での滑落事故などリスク回避にも貢献した。この辺りが評価されたのではないかと思います。」

-この業務を振り返って、とても苦労したことや強く印象に残っていることはありませんか?

「ご承知の通り、朝日温海道路事業は新潟国道事務所の一大プロジェクトであり、今回は測量業務のほか、地質調査業務や設計業務が同時進行して行く業務でした。当然、設計業務が進む度に『道水路の単点計測を至急に。』とか、『○○工区の縦横断は週末までに。』とか、降積雪期も間近い11月の中旬に、複数社からリクエストがありました。『積雪前までに現地作業を完了させる』が至上命令だったので、これらリクエストに答えるべく、案件毎に担当者を決め、作業員を割り当て、翌日には作業を開始しました。全ての現地作業を終えたのが12月5日。翌6日には現地一面の銀世界、・・・根雪となってしまいました。昨シーズンは少し早い冬の訪れでしたが『滑り込みセーフ』、・・・印象深い現場の一つになりました。」

受賞者近影2

-さいごに、斎藤部長を目標に頑張っている若手の技術者にメッセージを。

「本年度、技術調査部内では、新潟港湾・空港整備事務所からも優良委託業務を受賞しており、『チームの底力』も養われつつあるのではないかと感じています。私自身、業務を担当するにあたり考えることは、『物事には必ず本質である課題がある。いかに課題を見つけそれを解消して行くのか・・・』、このことが物事を成功に導くカギではないかと思います。若手技術者の皆さんも、常にこの事を考え行動して欲しいと思います!」

-質問は以上です。どうもありがとうございました。

平成23年度の用地境界標設置業務(長岡国道事務所)に続き、2度目の優良技術者受賞となりましたが、3度目の受賞を期待したいと思います。そして斎藤部長に続く若手技術者の受賞も期待しています。斎藤部長、どうもありがとうございました。