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お知らせ

2020年 社長年頭の挨拶

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新年あけましておめでとうございます。皆様方には平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。   

私が社長に就任して2020年1月でちょうど10年を迎えました。先代の安尻社長が急逝し、右も左もわからぬまま150余名の社員を預かる企業の舵を取ることを任され、何が正解かを日々自問しながら無我夢中で走り抜けて来たように感じます。若輩ながらもここまで事業を継続できたのは、ひとえに皆様方の温かいご支援によるものだと深く感謝しています。 年が明け11年目のスタートを切ったわけですが、公共事業に携わる企業として少しでも社会貢献できるようまだまだ挑戦は続いていますので、これからも変わらぬご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます。   

さて、ついに2020年オリンピックイヤーが幕を開けました。昨年12月には新たな国立競技場のこけら落としも行われ、この夏の熱戦を想像すれば否が応でも気分は高まってまいります。個人的には私も競技者の一人である卓球に注目していますが、悲願の金メダル獲得をこの目で見届けたいと切に願っています。 国立競技場に話を戻しますと、建設費の高騰、デザインの見直し、当初計画から1年以上の着工の遅れなど数々の問題が報道されていましたが、開催前年に無事竣工したことは関係者ならずも安堵するとともに驚きの感情を禁じえません。しかし喜んでばかりもいられず、今後は効果的かつ効率的な維持管理の実現が大きな課題となっています。 測量を生業としている者としては、施設の維持管理に3次元計測技術を活用してほしいと期待を寄せています。周辺地域を含めた全体的な外観は航空レーザ、外周はMMS(モービルマッピングシステム)、庇内のスタンド上部はUAV(ドローン)レーザ、そしてフィールドや屋内施設は地上レーザやレーザSLAM。これらを組み合わせれば、高精度かつ高緻密な3D国立競技場をPC上で管理することができます。一昨年、弊社の技術研修でハードオフエコスタジアム(新潟市)を3次元計測しましたが、取得した3次元データは調査・点検・管理など幅広い分野で有効なデータとなるだけでなく、PC上で臨場感を共有できる素晴らしいものとなりました。 私が知らないだけで国立競技場でもすでに検討・実施されているかもしれませんが、技術の粋を結集した世界に誇れる競技施設なので、一日でも長くその姿を保ち続けていただきたいと思っています。   

最後になりますが、皆様にとって本年も充実した一年となることを祈念して、年頭の挨拶とさせていただきます。

   

株式会社ナカノアイシステム    

代表取締役社長 坂井 浩