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R3年度 優良技術者事務所長表彰インタビュー

国土交通省北陸地方整備局より、R2吉田バイパス測量業務の主任技術者を務めた群馬営業所長 新井忠夫が、令和3年度優良技術者(事務所長表彰)に選定されました。

そこで、受賞を記念して新井所長にインタビューを行いました。

-優良建設技術者の受賞おめでとうございます。まずは率直な感想を。

R2吉田バイパス測量業務は、国道116号吉田バイパス事業の一環として新潟県燕市熊森地先~新潟市西蒲区高橋地先区間の慢性的な渋滞緩和や安全な走行環境を確保することと地域産業活動を支援することを目的としています。
当該業務における対応が、そのことに少しでも貢献できたこと、成果に対し、多大な評価を頂けたことを光栄と思います。協力頂いた同僚スタッフに感謝します。


-「R2吉田バイパス測量業務」は、優良技術者だけでなく優良業務として局長表彰も受賞したわけですが、自分なりに工夫した点というか、どういった点が評価されたと思いますか?

受賞者近影1

通常の測量機であるトータルステーション等を用いた路線測量(縦断・横断測量等)、基準点測量、水準測量が当初の設計項目でしたが、当該事業区域は用地買収前であり、民有地への土地の立入作業を最小限とすることや作業期間短縮及びコスト削減の観点からUAVによるレーザー測量を提案し、監督員と協議のうえUAVレーザーによる測量を実施しました。
このことにより作業効率向上を図り、トラブルもなく適切に業務を遂行できたことが評価されたと思います。

-この業務を振り返って、苦労したことや強く印象に残っていることはありますか?

今回の対象地は調査延長が長く、田園地帯であり、耕作期間は耕作地内の現地作業(測量杭の打設や撤去作業等)が実施できないことが当初の気がかりでした。
現地作業期間短縮のためUAVレーザー測量にて対応させて頂きたく技術提案に基づき、監督員と協議し、状況把握のためUAV写真測量を併用することも提案しました。

受賞者近影2

3次元点群不足箇所及び道路交差部や集落等の重要変化点は精度管理を保つため補備測量を実施し、コントロールポイントであるJR弥彦線や送電線区域は安全を考慮してUAVレーザーの斜め方向により直上空を飛行せずに架線などを含めたデータを取得しました。
以上のことが強く印象に残っています。


-さいごに、ナカノアイシステムとしては第二、第三の新井所長を輩出したいところですが、頑張っている若手の技術者にメッセージをお願いします。

今回の業務がそうであったように、測量の手法が大きく様変わりしています。会社に機材と人材が無ければ対応出来ないことです。担い手である技術者には今後の業務に対応するべく、新技術に興味と関心を持ち続けながら、備え付けられた環境を活かして邁進して頂きたいと思います。


-質問は以上です。どうもありがとうございました。

新井所長は当社ホームページ内「NAISなヒト」でもその功績をご紹介していますが、保安林解除業務において大変豊富な知識と経験を持つことから、官公庁をはじめとした各方面から相談を持ちかけられるほどの信頼を得ています。
今後もますますの活躍を期待しています。新井所長、どうもありがとうございました。