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お知らせ

2023年 社長年頭の挨拶

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新年あけましておめでとうございます。皆様方には平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
   

2022年を振り返ってみると、やはり新型コロナウィルスと共生した一年でした。    

まずは2月、北京オリンピックの盛り上がりとともに押し寄せた第6波。そこから半年、仙台育英高校が高校野球で東北勢初の優勝に沸く中、一日の感染者数が過去最高を記録(執筆時現在)した第7波。そして、サッカーワールドカップの興奮冷めやらぬ昨年末から継続中の第8波。まさにその数え方のごとく、寄せては返す波のように流行を繰り返しています。    

2023年もその傾向は続くと思われ、社員一同感染拡大防止に努め、ウィズコロナでの業務遂行を実践してまいります。
         

さて、昨年の新語・流行語大賞では、新型コロナや野球関連の言葉が目立つ中「メタバース」がノミネートされていました。メタバースとは、英語のメタ(超越)とユニバース(宇宙)を組み合わせた造語で、コンピュータの中に構築された立体的な仮想空間を指します。厳密にはもう少し詳細な定義がありますが、パソコンやスマホで見られるリアルな都市やライブ会場、実際に買い物ができるショッピングモールなどを想像していただければいいと思います。      

メタバース自体はもともとあった技術なので新語というわけではないと思いますが、昨年私が初めて知ったのは「メタバース元年」という言葉です。2022年をメタバース元年と記載する記事を度々目にする機会があり、これからのデジタル経済を担う重要な一部として注目されていました。
      

なぜ2022年がメタバース元年なのか。その背景にはパソコンやVRゴーグルなどデバイスの目覚ましい進化やネットワーク技術の高速化、そしてコロナ禍を契機としたリモートニーズの拡大などがあります。中でも大きいのは全日空やJTB、パソナなど多くの企業がメタバース事業に本格参入を決めた点にあると思います。今後のビジネスを考えるうえで、メタバースを意識する企業が増えたことに間違いありません。将来的に生活やビジネスの基盤が現実空間から仮想空間へ移行したとしたら、まさに2022年は始まりの年だったと言えるでしょう。
       

そのメタバースを構築する上で重要となるのが、3次元都市モデルを始めとした3次元空間データです。BIM/CIMの原則適用が始まる2023年4月以降、3次元空間データの需要は増々高まることが予想され、高精度で高品質なデータを高鮮度で提供することが測量業者の使命と考えます。当社としても最新機器を導入しての効率的な整備手法の確立や標準化、厳密な検査による品質や精度の確保に注力してまいります。     

昨年10月に開催された新潟県最大の産業見本市「にいがたBIZ EXPO 2022」では、歩くだけで3次元点群データを取得できるウェアラブル型計測機器「Nav Vis VLX」や、PLATEAUデータで表現した「バーチャルにいがた2km」の展示を行いました。来場者、出展者ともにメタバースに寄せる関心は高く、地元テレビ局2社から当社の取り組みをニュースに取り上げていただきました。


■ 新潟ニュースNSThttps://youtu.be/K5MVqPcZbRQ

■ UX新潟テレビ21https://youtu.be/HFeIHgJtMZk  
 

地元新潟での取り組みを今後全国に向けて発信していければと思いますので、2023年もナカノアイシステムの新たな挑戦にご期待ください。
 

最後になりますが、本年も皆様が健やかで充実した一年となることを祈念して、年頭の挨拶とさせていただきます。
   

株式会社ナカノアイシステム    

代表取締役社長 坂井 浩