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お知らせ

2025年 社長年頭の挨拶

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 新年あけましておめでとうございます。皆様方には平素より格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。2025年の幕開けにあたり、皆さんと共に新たなスタートを切れることを大変嬉しく思います。
   

 さて、2024年を振り返るうえで最も印象深いものは、やはり1月1日に発生した能登半島地震ではないでしょうか。「災害は忘れたころにやってくる」とはいうものの、まさか元日にあのような大きな地震に見舞われるとは。ただただ驚くばかりでした。     

 私が暮らす新潟市も津波警報が発令され、東日本大震災を思い浮かべながら避難した方も多かったと思います。また深刻な液状化現象により、地盤の陥没や傾いた建物が多く見られました。新潟市西区の郵便局では駐車場が広範囲に沈下し、染み出た地下水につかる車のニュースが繰り返し流されました。     

 当社の社屋も基礎や壁にひびが入り、固定していない什器は倒れ、書類や書籍も散乱するなど。これまで新潟県中越地震や中越沖地震を経験していますが、被害としては過去最大だったと思います。
     

 そんな被害を受けながらも、地震発生の翌日から航空機やドローンを使用した被災現場の撮影を実施したり、津波や液状化の痕跡調査、罹災証明書の発行支援や補助申請図面の作成にGISを使用したりと、あらゆる支援を行ってまいりました。       

 年が変わり地震発生から1年がたちましたが、まだまだ復興は道半ばであることは否めません。被災された方が一日も早く日常を取り戻すことを祈るばかりです。そして、測量を通じて当社にできる復興支援を今後も真摯に行ってまいります。
       

 話はガラッと変わりますが、冒頭の画像はAI(人工知能)にお題を与え生成されたものです。そのお題が何かわかりますか?         

 正解は、「未来の航空測量」です。          

 屋内にいる技術者が数多くのドローンを遠隔で操作し、都市をなぞるように地図が作成されているようです。今は航空写真をもとにパソコン上で地図を描画していますが、将来はドローンが飛行するだけで地図が完成する世の中になるかもしれません。
                    

 ちなみに当社の屋号であるナカノアイシステムは、「NAKANO AI SYSTEM」と表記します。奇しくもナカノとシステムをAIがつないでいることに最近気づきました。そういった理由からではありませんが、今後増々AIの活用に力を注ぎたいと思っています。            

 近年、固定資産税の課税客体把握や森林の資源量調査など、画像解析の分野でAIが多く利用されていますが、このほかにも社内のルーティンワークに何か利用できないか、働き方改革の一環としてもAIの活用を模索していきます。
         

 時代の先端を行くAI技術を取り入れ、空間情報技術者が憧れの職業となることで、多くの若者が当社の門を叩いてくれる。2025年はそんな年になることを大いに期待しています。
 

 最後になりますが、本年も皆様が健やかで充実した一年となることを祈念して、年頭の挨拶とさせていただきます。
   

株式会社ナカノアイシステム    

代表取締役社長 坂井 浩