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プレゼン・システムデモのエキスパート プレゼン・システムデモのエキスパート

GIS
営業

本社 営業推進部勤務プレゼン・システムデモのエキスパート

1992年入社

座右の銘:「やめることはいつでもできるが、続けることは今しかできない」

1992年入社 / 座右の銘:「やめることはいつでもできるが、続けることは今しかできない」

ナカノ人生ハイライト

まえがき

現在は多様な人材が活躍する「ダイバーシティー」の時代である。

測量業界は一般的に、男性社会の色が濃いという認識が強かったのではないだろうか。
しかし今では多くの女性が現場作業を行ったり客先へ訪問したりと活躍の場を広げ、その存在感が増している。

このような時代背景の中で、当社では初の女性管理職となった社員がいる。
事務職として入社した後に頭角を現し、その努力を評価された女性だ。
判断力に優れ、広い視野を持ち常に的確な対応をする彼女は顧客からも社員からも絶大な信頼を得ている。

家庭を持ちながら、常に第一線で活躍する彼女はどのようにしてこれまでのキャリアを築いていったのか、歴史を紐解いていこう。

経歴

新潟県のほぼ真ん中にあり、古くから「北越の小京都」といわれる加茂市に彼女は生まれた。

加茂市には情緒あふれる商店街がいくつかあり、そこで商店を営んでいた両親の姿をみながら育った。
家業が忙しい時には少しでも力になりたくて、毎日おにぎりを握って食べてもらったそうだ。
『両親に喜んで食べてもらえたことで人の役に立つ幸せを知った』と語る。

その気持ちは今も続き、誰かの役に立ちたいという思いが彼女の根底にある。

< 職 歴 >
 大学在学中、当社の存在を知り得意な数学が生かせると思い入社を決意

入 社~ 事務員として営業部へ配属
5年後~ GIS事業部システム企画室へ異動
当社初の女性による昇任、サブマネージャー(主任級)
10年後~ GIS事業部チーフ(係長級)へ昇任
15年後~ ICTセンター課長へ昇任
【測量士】【地理空間情報専門技術者 GIS1級】資格取得
25年後~ ICTセンター次長へ昇任
【応用情報技術者】【空間情報総括監理技術者】資格取得
現 在 営業推進部 部長代理 営業推進プロジェクトリーダーへ昇任

家庭と仕事の両立

彼女は結婚し、ふたりの子を持つ母である。
家事や子育てをしながら仕事を続けることは容易ではない。
業務の中心となって働く立場であればなおさらだ。
当時は女性社員が家庭と仕事が両立できるような職場環境が整っておらず、今のような制度も確立していなかった。

そのような状況の中、家族からのサポートはもちろん、周囲の社員から多くの理解と協力に支えてもらい本当に感謝していると彼女は当時を振り返る。
周囲のサポートに報いるためにも女性だから、母親だからと仕事が疎かにならないよう懸命に働いたのだという。

しかし常にうまくいっていたわけではない。
家庭と仕事の間で起こるさまざまな問題にバランスがうまく取れずに悩むこともあった。

それでも努力家で常に向上心を持つ彼女は、資格取得や新しい業務への挑戦、数々のプロジェクトチームへの参加など、いくつもの困難にチャレンジしていくのである。
自分が頑張ることで後進の女性社員が次に続けるよう道を作りたいと思っていた。

社員が働きやすい職場環境の整備に会社が力を入れ始めた。
その根底には彼女の努力と、次は自分が誰かのためになることをしたい、会社が長く存続するためにはその支え合いが大事なのだという強い思いがあった。
今では当社の女性社員はもちろん、彼女の働く姿勢を知る多くの社員が尊敬し、目標としている。

子供たちも成長し自立し始め、手がかからなくなった。
最近の彼女は、自分も母となり、いつでも子供に会いたい親の気持ち、孫を可愛がってくれる親のありがたみがわかるようになったといい、休日になるとできるだけ実家の両親に会いに行くという。

『仕事を優先しなければならない時もあり、子供たちのそばにいてあげられなかった。
働くお母さんには子供と過ごす時間も大切にしてほしい。』
『心も体も健康に過ごしてくれたら...それで十分。
欲を言えば、子供たちには誰かのためになる仕事をしてほしい。』

家庭と仕事を両立させ、何事にも頑張る強い母からの温かいメッセージである。

人柄

彼女は社内外から能力の高さと信頼の厚さに高い定評がある。
・会社全体のことを把握し、常に的確な意見・指示を出してくれる
・説明や指示がわかりやすい
・男性がほとんどである管理職に対しても物怖じしない強い心を持つ
等、挙げればきりがない。

しかし、忘れてはいけないのは彼女の努力家としての一面である。
彼女は家庭と仕事を両立しながら資格の勉強にも励み、最難関資格の一つである「空間情報総括監理技術者」を取得している。
また、どんな困難に対しても"できない"ではなく、"どうしたらできるか"を考え、ベストを尽くす姿勢を貫く。
それ故に、最も短い文章で最大限伝えることを意識したプレゼンテーションは好評で、人の心をも動かす。
そんな彼女だからこそ、誰もが彼女に対し信頼を寄せ、彼女の言葉に耳を傾けるのである。

こうしてみると、彼女は仕事人間のように感じられるかもしれないがそうではない。
彼女は率先して社員同士のランチ会や飲み会を企画して皆が楽しめるように会話を盛り上げてくれ、社内からは優しく楽しい方だという意見が多く寄せられる。
また当社では社員同士のコミュニケーションを大切にしており通常2年に1度、国内外への社員旅行が企画されるが、南国好きな彼女はよくハワイを訪れ、旅先でも率先して楽しむ姿をみせてくれる。

頼もしく明るい彼女は、その場に居るだけで社員に信頼感・安心感をあたえてくれる。
まさに「ナカノの母」なのだ。

あとがき

母としての強さと優しさ、そして仕事に対する情熱が彼女をここまで築いたのだろう。

最後に、彼女に今後の展望を聞いてみた。
これからのキャリアをどうしていきたいか。挑戦してみたいことは何か。

『全社的な課題に取り組んでいきたいと思っています。
売り上げを伸ばすには?利益を増やすためには?社員が幸せになるにはどうすべきか?
そういった取り組みに関わっていけたらと思っています。
また、様々なプロジェクトのリーダーを任せてもらっており重責も感じますが、期待に応えるべくベストを尽くしていきたいですね。
目標を達成できたら頑張ってきたメンバーと一緒に美味しいお酒が飲みたいです。(笑)』

常に努力を忘れず、現状で満足しない彼女らしい回答だった。


100年企業に向けて

「NAISなヒト」からのメッセージ

歴史ある会社とは、「社員に愛され続ける会社」である。

それは、収益性が高い会社か?待遇が良い会社か?休みが多くある会社か?それとも、自己実現ができる会社か?
考え方や視点は千差万別であるが、私たちは「いきいき・わくわくと、やりがいを持って仕事に取り組める会社」であると自負している。

ナカノアイシステムがこれからもお客様のお役に立てる企業として成長し続けるため、社員一人一人が活躍し輝けるフィールドを築き上げながら邁進していきたい。